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2017.12.02

山下和仁ギターリサイタル

1512172356355.jpg 実にリサイタルとしては7年ぶりに、音を聴くのは菅原さんの追悼コンサート以来の山下和仁ギターリサイタルに行きました。思えは、前回は私も(たぶん)40代でしたので、今回は50代の山下を目撃すべく紀尾井ホ-ルに行ってまいりました。
一番安い左側の二階席を買いましたが、さすが山下、良く聞こえます。肝心の演奏は、相変わらずの山下節炸裂で、ダイナミクスの幅が極めて大きく、しかも自然と膨らんで行くように変化するところが、心を揺さぶるのかななんて思いながら聴きました。
時にメタリックなほどの音色の変化とともに他のギタリストのそれと明らかに異なる山下さんの特長なんだなあと改めて感じました。

2重泰ではシェエラザードが凄かったのは多くの方が思うとおりだとして、私はビバルディが気に入りました。最初はちょっと高音寄りの和音が多く軽めな印象でしたが、父山下の和音の流し方やトリルが美しく、感傷的なメロディと相まって娘さんの小ぶりなギターにも良く合った好編曲で、楽譜が出ないかななんて思っちゃいました。

息子さんの曲は正直掴み所がない印象でしたが、こういうコンテンポラリーな曲を後半の1曲目あたりに入れるのもかつての王道のプログラミングであったように思います。バッハでは緩楽章では誰よりもゆったりと歌っていて、ここまでやるのはなかなか難しいでしょう。フーガは快速ですが、全ての音を鳴らしきる圧巻の演奏。最後のアレグロはオーバースピード感ありますが、やはり山下はこうでなくちゃと思います。

会場には、来年5月にはのと同じテデスコのゴヤの24のカプリス全曲演奏会が予定されているという告知がありました。現代ギターにイタリアで弾いた記事を見かけて、日本でもやってくれないかなあと思っていました。
これからまた山下さんの演奏を聴く機会が増えそうで嬉しい限りです。

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