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2013.09.16

河野智美ギター・リサイタル

9/14に杉並公会堂で行われた河野智美さんのリサイタルを聴きました。CD発売記念ということで、収録曲を中心とした意欲的なプログラムでした。
前半はバッハとバリオスです。高田元太郎編のバッハBWV1001は、3年前に同じ場所で聴いた高田さん本人の演奏が攻めていたことを思い出しますが、河野さんは端正に音楽を作りこむ演奏。オリジナルキーのGmだと薄っぺらくなりやすいと思うのですが、高田編は重厚ながら鍵盤のそれぼど追加音と装飾がゴテゴテしていないので、バッハの意図する音楽がはっきり聞こえるようで、ギターで弾く必然を感じさせてくれます。ただ、バリオスとともに技術的に難易度が高い曲が多く重いプログラムだったようで、河野さんにはめずらしくやや精彩を欠いた印象も残りました。
後半は、ロマン派を中心とした選曲。こちらは文句無く素晴らしかった。技術的にも安定していて、特にトレモロの美しさは、これまで聴いた演奏の中で一番だったのではないかと思います。悲しみの中で「いつくしみ深き」が流れることがあったり、カッチーニや「ビルマの竪琴」のメロディが心にしみるようになったのは年のせいかもしれませんが、非常に満たされた気分になりました。
終演後に先行発売されたCD「祈り」を購入しサインもいただきました。家や移動中に聴いていますが、あの時レコーディングを切望した高田編のバッハと美しいメロディを繰り返し聴くことができる喜びを感じています。

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