岡野雅一 神谷昌紀 Nylon&Steel
前回がすばらしかったので、クラスタで行われた岡野雅一さんと神谷昌紀のジョイントライブを再度聴きに伺いました。
最初は岡野さんです。今回のプログラムはスペインものとクリスマスソングでしたが、特にスペインものがトローバを中心とした重量級ぞろいで聴き応えがありました。岡野さんの音は雑音がまったく無く、ビブラートをしっかりかけて歌われて、演奏スタイルがスペインものによく合っていると思います。
一方の神谷さんは、まずお得意のマイケル・ヘッジス。特にヘッジスの最後のアルバムに入っているArrowheadが、珍しくも名曲であることを発見できて得した気分です。オリジナルも和風ニューエイジと言った趣でGOOD。さらに宴会芸まで繰り出されて、大いに楽しませて頂きました。
二重奏もこのジョイントライブの楽しみの1つです。今回はルネッサンスの二重奏とカバティーナ、ゴンチチでした。ルネッサンスはクラビーアのように響くアコギとよく歌うナイロンのハーモニーが絶妙で、ゴンチチもこの編成の定番の美さを聴かせて頂いたのですが、この日の発見はカバティーナはkey Dの二重奏がベストマッチだということです。落ち着いた響きと無理のない歌い回しで、曲の本来持っている良さを堪能しました。
神谷さんのアコギとクラギの架け橋を作るこの企画には共感しているので、また開催されたら是非伺いたいと思っています。
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コメント
先日は来ていただいてありがとうございました。
弾いているほうもすごく楽しめました。
この企画は続けていくつもりなので、よろしくお願いします。
投稿: かみや | 2012.12.16 10:57