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2012.12.16

第55回東京国際ギターコンクール

いくつか書けていないネタがあるのですが、まずはこれを書かないと。
自称同門の小暮さんが本選に進んだとの報を受け、急遽東京国際ギターコンクールに行ってきました。(ノンチェマーレの皆さん練習サボってごめんなさい。)
ビデオでは時々見ていましたが、東京国際に行くのは10年ぶりです。今回は世界の強豪が集まったようで、以前から注目していたMarko Topchiiも出ており、始まる前から興奮ぎみでした。そして実際の演奏でも全体のレベルが高い大変な接線だったと思います。演奏順に私なりの感想を書いてみます。

1番目のTopchiiさんは、選曲もややテクニック偏重ですが、想像通りのテクニックの切れてグイイグイ引っ張る演奏。もう少し細部を丁寧に弾いて欲しい気もしますが、自由曲の弾き漏らしがなければ、2位は行けたんじゃないでしょうか。付けたキャッチフレーズは「山下見すぎの東欧の少年」。

2番目の小暮さんは全体に美しい音で、繊細な表現でニュアンスをうまく出していて好感が持てました。私はあまり気にならなかったのですが、細かいミスで順位が落ちたのでしょうか。残念です。キャッチは「大和魂ここにあり」。

3番目はLarousseさん。フランスの人らしい歌い回しが美しく、端正な演奏。ただし、スペインものとスペイン寄りのイタリアものは、芸風に会っていないように思いました。キャッチは「南欧料理を作ろうとしたフランスのシェフ」。

4番目のHarbさんはカナダ人ですが、テクニックはしっかりしているものの、アメリカンなやや大味な印象を受けました。「WWFのエース」としました。

5番目のParfinovichさんは、明るいしっかりした音と確実なテクニックでロシア人らしからぬ演奏。審査員受けしそうかなと思ったのですが、結果は4位。一本調子と見られたか。「南国育ちのロシア人」と名づけました。

最後のRedzicさんは、弾き始めから只者ではない印象。スカルラッティは難易度が高そうな選曲ですが、ほぼ完璧で様式感も十分。これの人で決まりかと思っていたら、モーという作曲家(有名らしいですが)の現代曲が長くてつまらない。いや、演奏はストイックで凄いんですよ。そこで「ボスニアの兵士」というキャッチを付けました。

ということで、終わった直後は結果がまるで判らないと思っていました。そして、結果は写真の通りですが、Redzicさんの1位とLarousseさんの3位から、選曲そのものでは評価はされず、演奏者を評価しているのかなと思いました。そういう目で見るとだいたい納得できるんですが、2位だけが違和感あるんだな。
それでも審査員の方が言っていたように、コンクールというよりはまるでジョイントコンサートのようで、ハイレベルの演奏を堪能させていただきました。

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