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2011.03.07

パヴェル・シュタイドル東京公演

Photoパヴェル・シュタイドルの東京公演を聴きました。

前半は、バロック・古典・ロマン派の作品。
ボヘミアのリュート音楽は、作者不詳も含む4人の作品を組み合わせて組曲のように演奏されました。これが、違和感無く構成されているだけでなく、様式を感じさせる品の良い装飾で楽しめました。
ソルのメヌエットは音色(と表情)の変化も大きく、楽符からだいぶ放れたロマン派的な技巧と即興的な装飾を凝らした演奏。シュタイドル自身エンターテイメント性を意識しているようでしたし、聴衆も応えるように笑いが漏れるぐらい楽しんでいて、演奏後の拍手もひときわ大きなものでした。古典様式的にはやりすぎと考える向きもあるかも知れませんが、幅広い音楽表現が溢れている現代において、その基本である緊張と緩和を分かりやすく表現した、ライブの醍醐味あふれる演奏だったと思います。ただ、次のコストはこのスタイルにさらに合っていて演奏も素晴らしいのですが、曲自体の力が今ひとつなのかあまり印象に残っていないのですが。

後半は近・現代の作品で、ヴィラ・ロボスは、プレリュード2番、エチュード10番、プレリュード4番、エチュード7番にそれぞれオリジナルのイントロを付けていて、シュタイドルの細かい改変も効果的で、新しく作られた美しい組曲のように聴こえるほどでした。テデスコのボッケリーニ賛も、テクニックの確かさと表情の豊かさが、堂々とした構築感ある好演を生んでいました。最後のジミ・へンドリックス賛歌は、始まってしばらくはやや冗長な印象を持ちましたが、ホーミーを駆使した幻想的な音響の部分には圧倒されました。

アンコールは例のランバダで華やかに締めくくられました(もう1曲は忘れた)。全体に聴衆の集中度や反応も良かったように思われ、コンサートを聴きに行く楽しみを堪能することができました。

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