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2010.10.26

アナ・ヴィドヴィッチ ギター・リサイタル

Ana_0001こう見えても最近忙しく、平日のコンサートはその日にならないと行けるかどうか分からないのですが、会場の磯子区民文化センター杉田劇場に電話してみたら席があるということだったので、意を決して行くことにしました。これが大正解で、彼女の演奏はYouTubeでも良く見かけますが、やはり実際に聴いてみないと分からない良さを感じることができました。
ヴィドヴィッチのテクニックは強靭で、スケールの切れや発音の明瞭さは素晴らしいのですが、それを誇示することもなく、すべてを音楽表現のために使っていると感じられました。特に高度なコントロールでの弱音の美しさが際立っており、メロディを歌わせるのに役立っているようでした。これは武満編曲の4つの歌で特に効果的で、曲の難しさをまったく感じさせない純粋にな美しさに魅了されました。この美点はバッハのような曲でも発揮され、バル工コゆずりの緻密な演奏に趣味のよい低音が加えられて、リュート4はこれまで聴いた中でも屈指の演奏でした。
その他のプログラムも、全体に名曲アルバ厶的なものながら、細部の表現が行き届いていて安心して飽きることなく聴くことができました。特にトレモロは美しく、「最後のトレモロ」は自分でも弾いてみたくなってしまいました。ちょと遠かったけど、310席のホールは広さも音響もギターに最適だったし、CD買ってサインもらって、握手までしてもらっちゃって(*^_^*)、堪能させていただきました。次回は、斬新な編曲物や現代の作品も聴いてみたいと思いました。
日本ツアーもこれからですが、まだ聴いたことがない方には絶対お勧めです。

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コメント

私は翌日の東京文化会館の公演を聞きました。
アナは来日3回とも聞いていますが、初回(2005年)はよく指が回るギタリストという印象、2回目(2009年)は音楽的にこなれて来た印象でしたが、今回は全く違ってました!
指が回るのは当たり前、フォルテからピアノ、早いパッセージから遅いパッセージまでを自由自在に操り、如何に音楽を表現するかに注力しているように感じました。 特にゆっくりしたフレーズのピアノでの歌い方に舌を巻きました。
こんなに自由に音楽を表現出来るって羨ましかった・・・
アナは凄く進化してますね!

投稿: かなっき(古橋) | 2010.11.01 22:29

かなっきさん、コメントありがとうございます。
しかし、すごいなあ。3回も行っているんですか。
今回が進化して音楽的に良かったということなら、今度はもっと意欲的なプログラムを聴きたくなります。

投稿: NoRhy | 2010.11.01 23:30

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