トリオ・ラティード(グルーバー&マクラーと中杉知子)を聴く
素晴らしいデュオチームでした。>グルーバー&マクラー
高度なテクニックを持っているだけでなく、強くつけられるアゴーギクが完璧に合っていて、メロディが入れ替わるときに一瞬どちらがメロディを弾いているのかわからなくなるほどでした。また音量も豊かで音楽の豊かさとともに安心して聴くことができます。そして美音。こういう芸風がアルベニスやグラナドスに良くがマッチしていて、特に詩的ワルツ集はこれ以上の演奏はまずないと思われるぐらい素晴らしい。
南米ものについては、ちょっとアゴーギクを付けすぎなんじゃないかと思う場面もありましたが、抜群のテクニックによるウィラロボスの「カボクロの伝説」が聴けたのはやはり良かった。
歌との共演もファリャの7つのスペイン民謡などはこの特質が発揮されて良かったけど、時間の関係でファリャを省略するなら、日本の歌は無くてもよかったかな。アンコールは良かったけど。
最後の火祭りの踊りはCDで聴くよりもさらに迫力を持って迫ってくる感じで、生で聴く醍醐味を感じました。
惜しむらくはやや空席が目立ったこと。愛好家はもう少し初物の外タレを見に行くべきなんじゃないかなあ。
帰りはラーメンチャンスだったので、要町から池袋へ行く道沿いにある「えるびす」に入ってみました。
炒めたたまねぎがなかなか良い味を出していてちょっと前ならなかなか良いと思うかもしれない内容ですが、最近の濃厚しょうゆとんこつでは「つじ田」や「風雲児」などレベルの高いラーメンが出てきているため、まあまあという印象でした。
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